社員ブログ

環境変化で学ぶこと

札幌営業所へ赴任し、2年が経ちました。
振り返ると、働く場所が変わったことに加え、コロナ禍真只中での異動ということもあり、仕事の在り方も、私自身の仕事への向き合い方にも変化の大きい2年間であったと感じています。

札幌営業所で働くメンバーは私以外に3名おりますが、皆営業部門の所属のため、私は札幌で唯一の管理部門の所属です。東京にいる同じ部署のメンバーと逐一連絡を取りながら仕事を進めていますが、すぐ隣に相談する相手がいないというのは、はじめは戸惑いが大きく、心細さを感じることもありました。
しかしながら、立場や環境が人を成長させるとはまさにその通りで、周りに上司や先輩がいない分、自分で考え、仕事の優先順位をつけて業務を進めることや、電話でのやりとりが殆どのため、顔が見えない相手との会話をスムーズにするために、なるべく分かりやすい話し方を意識するようになったこと、また営業の人がすぐ隣にいるため、管理部門では感じづらい、営業担当者の商売・売上利益への貪欲な姿勢を感じながら働けることなど、今の環境に置かれたからこそ得られたことが多くあります。

また、コロナ禍という危機的状況に陥ったからこそ、新しく進化したことも多いと感じています。
私は人財支援グループで採用担当をしていますが、2.3年前と現在の採用の市場を比べてみると、大きく様変わりしていることを実感させられます。普段、学生の方の面接も担当していますが、オンライン文化が普及したおかげで、北海道にいても画面越しに面接や面談をすることが出来るようになりました。さらに、当社に関心を持って下さる方は来社せずにどこからでも選考に参加できるため、これまでには出会えなかった方たちともご縁が繋がるようになり、成果として当社で活躍できる個性あふれる人財を採用することが出来ています。

改めて考えると、今でこそ、オンラインでの会話や在宅勤務などは世の中の当たり前になりつつありますが、厳しい状況に直面したときこそ、これまでになかったような劇的な変化や進歩が生み出されるということを、ひしひしと実感しています。

とはいえ、コロナ禍の中での赴任だったため、いまだに北海道の地を満喫できていないことへの何とも言えない歯痒さも感じています。札幌に滞在するあと数年のうちに、仕事でもプライベートでも今しかできない経験を楽しみ、もうひと回り、ふた回りと大きく成長して帰任できればと思います。コロナの収束を願う次第です。