社内活動

鏡開き

 

先月、令和となってから初めてとなる鏡開きを執り行いました。この行事は芝本グループの社員が一年健康で元気に過ごせるようにと想いを込めて行われるもので、社員が本社ビル屋上の稲荷社前に集まり式を見届けます。

年神様に供えた鏡餅が目の前に現れると、皆固唾を呑んでそれを見守るのですが、ここで誰かが「鏡割り」と発言し、「鏡開き」と訂正される一コマがしばしば見られます。「割る」という言葉を使わない理由としては諸説ありますが、切腹(割腹)を想像させることや、神様が宿ったものに対して不適切ということからだそうです。また、開く際には同様の理由で刃物はNGとなります。反対に、「開く」は末広がりを表し、「円満」という意味がある「鏡」に対して用いると大変縁起のよいものとなるようです。

準備が整いますと、いよいよ真打の登場です。今年は芝本政明社長が餅を開きます。その際に進行役の掛け声に合わせ、全員がそれを唱和するのですが、声が大きければ大きいほど縁起が良いということですので、皆すぅと息を吸い込みその時を待ちます。「せーの!」「よいしょ!」

威勢の良い声とともに木槌が振り下ろされます。見事開かれた餅は後日つきなおし、お汁粉にして本社の社員に振舞われました。この年神様の力をお借りして元気に仕事に打ち込みたいと思います。

2018、19年はともに自然災害に翻弄されたことが印象的な年でしたが、今年こそは平穏に一年を過ごせればと願います。