芝本ソリューション
12月 21

Site Scanで作業工程を78%削減したお客様

今回は、福島県で測量・土木設計・施工管理・地質調査などを主力事業とされている、株式会社南進測量様に、Site Scanを導入してから1年間使用された経験談を伺いしました。 

㈱南進測量様には、一昨年前にSite Scanを購入いただき、弊社とのお付き合いが始まりました。今回は、同社の専務取締役である原道夫様に、実務を通してのSite Scanの効果について感想を伺いました。1級土木施工管理技士の免許を持つ原専務は、測量の資格を持ち、CADオペレーターでもあります。この一年間で延べ50時間以上もSite Scanを使用されており、現場で使用している感想を聞かせていただきました。

原専務:「はじめてSite Scanを見て魅力を感じたのは、手軽でコンパクトな機体にも関わらずSONYの高画質カメラが搭載されていたことです。他社のドローンは、大きなカメラを載せている6~8枚羽の設定で、本体が大きく、現場が山中の場合は、現地まで運んで行くのが一苦労です。はじめはSite Scanの飛行は不安定だろうと思っていましたが、実際の飛行を見て、その安定性にショックを受けました。更に導入してから分かったのですが、一番のメリットは写真処理です。人手を一切加えることなく、写真の連結からLAS・オルソの出力まで短時間で処理してしまうのです。」

原専務:「ドローンの導入を検討するうえで維持管理費用が気になりました。他社のドローンを導入する場合は、画像を処理するためのソフトウェアと高性能のパソコンが必要で、更に、パソコンを操作しデータを処理する人員に加えて、メンテナンス費用が掛かってきます。その点、Site Scanの場合は、クラウドベースのWebブラウザですので、それらの費用の心配がありません。それが導入の決め手となりました。」

原専務:「Site Scanで初めて手掛けた仕事は、弊社の大切なお客様に委託された30haのゴルフ場の跡地を地形測量する業務でした。従来の測量で3ヶ月はかかる仕事でしたが、Site Scanを使い、約1ヶ月で完結しました。結果、お客様のコスト削減にも繋がりました。」

原専務は、Site Scanという新しい技術に頼り切る前に、その技術の精度を確認することは当然のことと考えておられました。そのため、この一年間、Site Scanを使う仕事には必ず従来測量との比較をおこなってきました。測量精度の検証が順調に進むなか、土量の体積測量の依頼があり、その現場でもSite Scanの精度を試されています。

現場は、2haのスペースに、残土が仮置きされた場所で、定点観測実施していた、従来測量とSite Scan測量の比較をすべくお客様へドローンでの観測をご提案しました。

原専務:「結果的に、従来測量では3人工で3日間かかりましたが、Site Scanの場合は、2人で1日で終わらせることができした。この作業には、基準点を打ち対空標識を設置する作業も含まれていましたが、私のほか、測量の経験の無い安全管理を主業務とするスタッフ1名で対応することができました。」

Site ScanのLightning機能を利用すると、GCP入力が9分の1の時間で完成できます。
なお現在は、自動GCP検知機能の搭載により、より早いGCP処理を実現しています。

原専務:「従来測量とSite Scan測量の結果を比較してみると、土量の差はほとんどありませんでした。さらに詳しくデータ検証をおこない、処理スピードと安全性の面を考え、同年9月に予定されていた測量にもSite Scanを使うことを決めました。」

標定点 X誤差(m) Y誤差(m) Z誤差(m)
T1 0.001 0.008 0.036
T2 0.002 0.009 0.012
A2 0.009 0.011 0.013
A3 0.005 0.001 0.021
A4 0.006 0.003 0.010
A5 0.003 0.001 0.001
A6 0.005 0.005 0.005
A7 0.005 0.008 0.014
A8 0.008 0.003 0.025
検証点 X誤差(m) Y誤差(m) Z誤差(m)
B1 0.0046 0.0104 0.0249
B2 0.0068 0.0019 0.0308

3月から9月にかけて行った測量が終わり、Site Scanで空撮した映像を比較してみて、さらなる価値を見出すことができたと原専務はおっしゃいます。

原専務:「これまでは、担当者の目と記憶だけで地形の変化を確認していましたが、お客様は、Site  Scanから得られたオルソ画像の具体的な証拠を見て変化を判断できるようになりました。検討して、採用して頂いたお客様には、大変感謝しております。」

Site Scanのコンペア機能を使うと、2つのフライトを簡単に比較できます。

9月に行った測量を通して、Site Scanの新しい体積計測機能の精度と、従来の横断図平均法との比較も実施されています。その結果、原専務は、お客様のニーズに応えられるパフォーマンスが、SiteScanでご提供することができ、可能性が増えたとおっしゃっています。

断面体積計算 Site Scan計算 誤差
体積A 60.06 m3 60.13 m3 0.07 m3
体積B 20.83 m3 23.57 m3 2.74 m3
体積C 23.95 m3 22.27 m3 -1.68 m3
体積D 20.48 m3 22.36 m3 1.88 m3

結果、誤差は1日分の土量未満で、余裕で公差内でした。

原専務:「定期的な観測はもちろん、広域での測量は、作業工程が長くコスト面でもお客様のご負担となってきました。弊社の維持費同様、お客様の維持費にも貢献することができると思います。精度を要する慎重な測量作業のみならず、大胆に行う空撮などでも確かなSite Scanを活用することで、付加価値と創造をご提供でき、さらにはコスト削減にも寄与できると確信しております。」

㈱南進測量様では、Site Scanを導入したことで、少人数で、より早く仕事をこなすことができる体制ができましたので、競争力が増したことのみならず、地元の仕事への貢献ができるようになったと評価されています。

原専務:「日本では労働人口の減少が深刻ですが、Site Scanを導入したことで、特に地方にとって、人材不足の問題を助ける技術と考えています。Site Scanはシリコンバレーの最新の技術がバージョンアップを通して日々進化していますので、これからも楽しみにしています。」

インタビュー動画もご覧ください!

導入事例:株式会社南進測量 1/2

導入事例:株式会社南進測量 2/2