芝本ソリューション
10月 12

Site Scanが補う、深刻な労働力不足

今日の日本では深刻な労働力不足を迎えています。これは高齢を迎えた戦後ベビーブーマーの人々が現役から退いていることに加え、急激な出生率の低下が招いた結果です。15~64歳の生産年齢人口が、1990年から2010年の過去数十年間で69.7%から63.8%に減少しており、2030年までには58.1%に低下すると予測されています。

想像できるように、この労働者不足は日本経済における各産業に悪影響を与え、特に建設業界ではこの問題が如実に表れています。目下、建設業界の労働者数は2025年までに220万人にまで縮小すると推定され、その後も縮小し続けるとみられています。

この労働者不足における建設業界の対応として、国土交通省が主導するi-Constructionが挙げられます。

i-Constructionの構想は作業現場の自動化および最先端技術を促進することにより、減少する労働力を補い、効率性を高めることを目的としています。すなわち、日本における大幅な労働力の低下は、日本経済の需要に追い付くであろうと確信しているのです。

ドローンソリューションであるSite Scanは、日本政府が推し進めるi-Constructionの構想に最適です。今回の記事では、現場作業員の必要数と測量時間の削減、効率性の向上、そして最終的には経費の削減をすることにより、Site Scanがi-Constructionの目標を促進している事例を紹介します。

より多くの仕事を少ない人数で

i-Construction構想の重要なポイントの一つが、日本の労働力不足を補うことを目的としているように、私たちはSite Scanが多くの作業を少人数でこなし、ワークフローの一部である測量作業を担うことで、Site Scanがこの問題に対処すると考えています。

多くの建設業界の専門家が言うように、従来の測量は建設工程の中で最も手間のかかる作業の一つです。測量中は作業を中断しなければならないからです。従来の方法では数人の測量士が数日、数週間かけて作業する必要があり、その間、現場の作業は妨げられます。

Site Scanに必要なのは、ドローンを飛ばし、スキャンし、建設現場を測量するための機体とソフトだけです。例えば、16ヘクタールの建設現場の測量には数日かかりますが、Site Scanとドローンでは数時間に減らすことができます。

株式会社鴻池組様のように、土量計算にSite Scanでドローンを使用したところ、初めての飛行で作業時間が1/3に削減することもできます。3日間費やす業務を3分の1に削減すると、16時間の作業時間を節約できます。10回の測量や、10件の現場を行った場合は160時間の作業時間になります。このようにSite Scanを使用することで作業時間を減らすことができます。これはフルタイム2ヶ月分にあたり、この1/3に削減した作業時間は初回フライトで実現されました。

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効率性の向上

Site Scanはより多くの仕事をより少人数で遂行するだけではなく、i-Constructionの目標である、データ管理と共有の利便性による更なる時間短縮の展開を図っています。

今までは、現場の進捗を発注者や他部署と共有するには、直接データを手渡すか、データの大きいファイルのアップロードとダウンロードをする必要があり、多くの時間が費やされてきました。しかし、Site Scanのユーザ管理ツールとネット上の共有機能によって、時間を要するこのような作業は省くことができます。

非常に簡単で効率的な共有に加え、頻繁に現場を撮影し、関係者全員にデータ共有することで、より正確でリアルタイムな進捗状況が確認できます。すなわち、予期せぬ問題や衝突の可能性を最小限に収め、最終的には設計図面と現場の差を縮めることができるのです。

経費削減

現場作業員を削減し効率性を高めることは、もちろん不足している労働力を補うことになりますが、経費削減にも繋がります。

ここからは弊社の取引先である、測量会社の株式会社南進測量様を例として取り上げましょう。
Site Scanを導入する以前は、同社の現場測量は3人の作業員が数日かけて行っていました。しかしSite Scanを用いれば2人の作業員が1日で完了でき、作業量を78%にまで削減できます。これは1度の測量作業の時間で4回分の作業を行っていることを意味します。利益の増加と作業にかかる時間の削減は、多くの業務を完遂させながら費用を減らし、それによって案件を勝ち取ることに繋がります。このように、Site Scanは同ソフトを実際の現場で活用している企業に対して、作業時間における経費削減を約束するものなのです。

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また、建設現場でSite Scanの計測ツールを使用する弊社のお客様も、リスクの大きい人為的ミスが発生しやすい従来の方法で行う測量会社への外注を止めることで、経費削減を実現しています。

Site Scanの体積計算の機能を使用して3ヶ月経過したお客様の中には、不要な設備を省いたことによって、Site Scanの価格以上の経費を削減できた方もいます。また、人為的な計算ミスを抑え、更に詳細なデータも利用できるため、土壌の運搬量を10,000m3以上のカットを達成しているSite Scanユーザーもいます。

この労働者不足に対する解決の目処は未だ立ちませんが、自動化とその他の最先端技術が建設業界の労働者不足を補っていくと考えております。このような技術が普及していくにつれ、Site Scanが不可欠なツールになることは疑いの余地も無いでしょう。