芝本ソリューション
2月 13

世界一忙しい空港での飛行

許可を取得した方法

 Autodesk・Atkins・アトランタ市航空局の協力を得て、B級制御空域における商業用ドローンの飛行許可をアメリカで始めてFAA(連邦航空局)から取得し、世界一乗降客の多いハーツフィールドジャクソンアトランタ国際空港でSite Scanが活躍しました。

アトランタ空港は2015年に世界で初めて年間の乗降客が1億人を超え、更にその数は増加し、空港のインフラの限界を超えてしまい、アトランタ市から空港を拡張するよう指示がありました。そのため、現在の南北の駐車場を解体し新しいホテルを建設するために、設計とエンジニア会社であるAtkinsと契約しました。

このような多忙な空港で工事を進めることは困難です。小さなトラブルでも日常の空港業務に支障を与えたり、飛行機の遅延を起こす可能性があるため、安全確保はもちろん第一ですが、常に乗客のことを考えなければなりません。そのため、事前の計画が重要なポイントとなりますが、このような規模の工事現場の場合はデジタル3D モデルを作成し、関係者全員が共通した正確なデータに基いてプランニングすることがベストです。そして状況を把握するためにはドローンを活用することが最も効果的で安全です。

我々AtkinsはSite Scanの技術を上手く利用することが重要なポイントで、空港のお客様に迷惑をかけず、プロジェクトに必要なデータを効率よく取得することができました。
Chris HarmanAtkins Sr. Project Engineer

空港の飛行許可は取りにくい

着工が決まった後は、Atkinsには大変な作業が求められました。ニュースでよく報道されているとおり、空港の近くで不法にドローンを飛行させることが危険で無責任な行為であるだけでなく、数え切れなく発生しているため、国際空港などで合法的に飛行させるには許可が非常に取りにくくなっています。そこでAtkinsはAutodeskのUAV Lighthouse Programを通して、建設業界でドローンの価値を高める動きを始めました。特に今回はドローンのフライトが国際空港の制御空域内ですので、FAAのウェブサイトで事前申請を行いました。そのプロセスの一部として、Site Scanの安全性をFAAに証明し、滑走路の間でもドローンが安全に飛行できることを説明したのです。FAAが空港の航空管制塔と連動し、条件付きの空域許可を与え、Atkinsの空中データの取得作業を認めました。その条件としては、飛行中は常に航空管制塔とラジオ無線で連絡を取りながら作業を進めることでした。

そして2017年1月10日にようやく、このチームが合法的でしかも安全にアトランタ国際空港のB級制御空域でドローンを飛行させました。新しい107規制での初めてのジョブです。全7フライトを行い、真下と角度付き写真を700枚以上取得し、フライトの面積は16ヘクタールを超えました。その写真をクラウドにアップロードし、自動的に正確な2D オルソ画像と3D点群データに処理されました。

このモデルはAtkinsで利用し、構造物の解体プロセスと建設中の作業を管理し、空港の日常業務への影響を最低限にします。また、3D点群データは設計で利用されます。