芝本ソリューション
1月 12

測量に費やす時間を96%削減

3次元画像で容積計算を簡素化

まとめ:

実際の土木現場でSite Scanによる三次元データから容積を計算し、その結果を検証したところ、レーザースキャナーに比べて誤差が±5%の精度で、最終的に96%作業時間が短縮できたことが判明しました。このことから、測量に携わるお客様にとって、日常の容積計算にドローンを導入することで、結局30%のコストセービングが見込め、経営効率が向上することになります。

ビジネスニーズ:

アメリカにある大手セメント会社では、全米のお客様にアスファルトとコンクリートを販売しています。この会社では、最近は需要の増加によって、サンフランシスコ郊外の作業現場が拡大していますが、一方で、受注量が増え対応に苦慮しています。市場のニーズに応えるために、材料の在庫を持たなければなりませんが、数量を正確に記録に残す必要があります。在庫容量の計算を頻繁に、しかも正確に行うことができると、次のようなメリットが考えられます。

  • 経費削減:以前はトラック毎(24トン)の計算で運搬費を支払っていましたが、最大積載量まで積みこまれていない場合や、材料に水分を含み、本来の重量よりも重くなることから過払いになるリスクがあります。社内調査によると、このような理由で、30%ほど料金を払い過ぎているとの報告がありました。
  • 経営効率:正確なトラックの台数で容量を計算すると30~40%ほどの大きな誤差が判明し、お客様に正しい容量を配達していなかったことが分かりました。

現場データ収集:

レーザースキャナー(81分)

  • まず、在庫を高級レーザースキャナーで測り、最大の精度で容量を確認しました。
  • 2つの砂山を9回スキャンしました。1回のスキャンで9分程度かかり、全作業で81分費やしました。
  • サイトをスキャンしていた間は作業は中断されました。

ドローン(3分)

  • 3DR社製Site Scanにて自動制御のフライトを計画しました。
  • 2つの砂山の上を1回フライトしました(バッテリーの約15%利用)
  • フライトは3分で終わりました。

後処理ワークフロー:

レーザースキャナー

  • スキャナーのデータをAutodesk Recapに移動します。
  • RecapでデータをマニュアルでキャリブレーションしRCMファイルを出力します。
  • RCMファイルをReMakeに入力し容積を計算します。

ドローン

  • 現場から写真をアップロードします
  • 事務所でRCMファイルをSite Scanウェブサイトからダウンロードします
  • RCMファイルをReMakeに入力し、容積を計算します

結果:

レーザースキャナーで計算した容積:425.7m3

ドローンで計算した容積:404.6m3

誤差:5%

データ収集の時間短縮、それから作業の効率化・経費の削減を考慮した結果、この現場の責任者は、週毎、正確な容量計算を入れたレポートを提出することとしました。