3月 07

GCPの配置について

GCP(基準点)は3Dモデルの絶対的な精度を向上させるために使用する写真情報における特徴点です。

GCPを設置しない場合でも、ドローンのGPS受信機とセンサーで位置を計算するため、相対的な精度は高くなりますが、一方で絶対的な精度は低くなります。1~3mの範囲で誤差が出る可能性があります。

GCP(基準点)の置き方

対空標識

  • 対空標識は、地面に設置する標識のことで、飛行高度に合わせてサイズを選択します。例)60mで飛行させる場合、40cmx40cmのサイズが推奨です。
  • 対空標識は必ず固定してご使用ください。風等で位置がずれてしまうと、モデル全体の精度低下に影響します。
  • 対空標識は検証部分の判断がしやすいパターンを使用します

その他、現場の分かりやすい所(現場事務所の角、マンホールの中心等)又は地面に印をつけて使用することも可能です。

GCPの数及び配置

  • 最低でも5枚以上使用します。
  • モデル全体の精度を高めるため、広い場所や、起伏の多い現場ではGCPの枚数を増やしてください。
  • 8ヘクタール以上の現場では、6ヘクタール毎にGCPを1枚追加します。

サイコロの5の面と同じような位置関係で最初の5枚を設置します。角にそれぞれ1枚ずつ設置します。

後処理で使用する写真枚数を一定数保つため、計測範囲の端付近にはGCPを設置しないようにしてください。

残った1枚は中心付近に設置します。追加設置する場合は、最初の5枚の範囲内に設置してください。

例のGCP配置図

中央付近に構造物や障害物がある現場ではGCPの配置が難しい場合があります。その場合は下記の図のように現場周囲でGCP2枚以上を追加します。

GCP位置の計測

  • フライトの前後に従来測量又は高精度な地理データを使用してGCPの座標を計測します。
  • Site Scanのデータ精度はGCPの精度に依存します。GPS測量機やトータルステーションでGCPの測量を行う場合、1~2センチ以下の精度になっていることを確認して下さい。

※日本でよく使用される座標系のEPSGコードについて、プロジェクト管理をご参照ください。

  •  測量士からXYZデータ、説明、座標系と単位(EPSGコード)が入っている.txt又は.csvファイルを入手します。

Site Scan マネージャーのプロジェクトで同じ座標系を選択します。

GCPファイルの例

注意点

  • 対空標識がサイズが小さすぎると、後処理での中心点の指定が難しくなります。
  • 対空標識の中心点は、テープや石などで覆わない。
  • 対空標識の周囲1m程度は平らな状態にします。設置場所は、斜面や木から離し、草や石などがある場合は取り除きます。また、対空標識を固定するために、石などを重りにしないようにしてください。
  •  後処理の為に対空標識が5枚以上撮影されるようにフライト計画します。枚数を稼ぐために、計測範囲を広めに設定する、GCPを更に内側に設置する、オーバーラップ・サイドラップ率を高く設定する、クロスハッチサーベイを使用する、等を行いましょう。