芝本ソリューション
5月 02

ドローンが変える、土木工事の5つの側面

 2017年5月2日

Hugh McFall (3DR)

あっという間にドローンは、建設現場において最も汎用性の高いツールの一つになってきている。コンクリート打設前の記録作業や設計準備プロセスの効率化、インフラ整備プロジェクト用のデータ収集など、ドローンは作業現場で空中眼の役割を果たすことで、建設業者のより生産性の高い作業に役立っている。

我々のSite Scanカスタマーに限らず、世界中の工事現場でドローンが大きなインパクトを与えた作業分野の一つが土工作業管理だ。今回はドローンが土工作業を変えていった5つの主な理由をお伝えしようと思う。

1. 現場測量の高速化

特別な場合を除き、フィールドエンジニアは土工作業でドローンを使うべきだ。これにはシンプルな理由がある。それはスピードだ。工事現場を歩きまわりながら、従来の方法で骨材や土量の計算をすると何時間も掛かってしまうことがあり、さらにそのデータを処理し、最終成果物に加工するまでには通常1、2日かかる。ドローンがあれば、これらの作業をわずかな時間で終わらせることができる。

例をあげよう。私たちのカスタマーでもあるPCL Construction 社はフロリダの現場でドローンを飛ばし、12分も掛からずに現場全体を空撮することができた。その後画像を処理し、現場のオルソモザイクと点群データを作成するのにも数時間しか掛からなかった。

2. 整地作業をシンプルに

建設会社の多くは土量の計算と比較を行うために、地形測量や現場のグリッド上の基準点で測量を行う。複雑な地形を持つ大規模な現場であれば、調査に数日掛かる場合があり、さらにデータの後処理にはもう一日掛かってしまうのが一般的だ。ドローンなら土量計算に必要なマニュアル作業を劇的に減らすことができる。空撮データを収集できれば、Site Scanのようなドローンのソフトウェアプラットフォームで、クラウド上での処理を行うことができ、さらにそれをRCSなどのAutodeskファイル形式にエクスポートすることができる。RCSは点群データファイル形式であり、Civil 3Dで使用することができる。

例を挙げよう。カリフォルニアを拠点とする家族経営の建設会社であるBogh Engineeringは私たちのカスタマーである。彼らはドローンデータをCivil 3Dにインポートした後、土量計算ダイアグラムを作成した。

さらに、Site Scanを使うことによってリソースを上手く管理できるようになり、現場では作業時間を節約出来るようになった。
マーク・ボーBogh Engineering

Bogh Engineeringはドローンを使い、整地作業に関わるワークフローを効率化することに成功した。生産性は4倍向上し、手間をかけずに価値のある計算結果を得ることができるようになった。

3. 作業を確認し、係争の管理をする

自分たちで施工している場合も、整地担当の請負業者を雇っている場合も、土工プロジェクトでは定期的にプロジェクトの進行度合いを確認することがとても重要だ。大きなマイルストーンに達した時やマイルストーンや引継ぎ時には特にそうだ。それにより、作業が計画通りに行われているかを確認できる。以前は多くの企業にとって、このように進行状況データを定期的に収集することは困難だった。定期的に現場の状況を記録するとなると費用がかさみ、多くの時間がとられることになるので、進行状況データは最終的には集められずにいたのだ。しかし、進行状況データがあれば、ステークスホルダーとのコミュニケーションの改善や、請負業者とのいざこざの解決に使用することができるはずだ。

今ではドローンがこの問題を解決してくれた。私たちのカスタマーの多くも、現場で毎日ドローンを飛ばし、画像をオルソモザイクに加工し、地形図を作成して、作業と同時進行で施工計画との比較を行っている。これにより、プロジェクトの大事な局面で進行状況を記録したり、監視したりしやすくなり、また品質管理を細部にまで行き届かせることもできるようになる。

4.見積もり調査をスムーズに

たいていの場合、フィールドエンジニアはプロジェクトを予算内でスムーズに進行させるために見積もり調査を行い、リソースの管理にかかる費用と時間を計算しなければならない。そんな時でも、ドローンがあれば現場を数分でスキャンし、Civil 3Dなどのツールにデータをインポートして、サーフェスモデルを作成できる。そしてそのサーフェスモデルを必要な費用や労働力の見積もりに使うことができるのだ。

5. 労働環境を安全に

埋め立て作業員は様々なものが積み上げられた現場の中を何日も歩き回り、従来の調査ツールで骨材を測る必要があった。これには多くの時間が掛かる上に、危険な作業も伴う。表面が凸凹で、不揃いな急勾配の場所を歩かなければならず、滑ったり、落ちたりすることも日常茶飯事だった。ドローンを使うことで、土木作業員は仮置土などを安全な距離まで離れた状態から安全に調査できるようになる。さらにドローンを使えば、以前より格段に多くのデータを収集することもできる。

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