輝く島

2018年2月2日

 先日、お取引先である東武鉄道株式会社主催の海外研修がスリランカで行われました。

 スリランカと聞いて皆様は何を思い浮かべるでしょうか。国名よりも「セイロン」の方が馴染みあるという方もいらっしゃるかもしれません。国名のスリランカはシンハラ語で輝く島という意味のようです。スリランカの首都、“スリジャヤワルダナプラコ”を、噛まずに言える人はいるのでしょうか。そんなことを考えながらこれから始まる未知の世界での研修へ向かいました。

 コロンボ空港に降り立った瞬間から、「これぞ亜熱帯」という気候で、かなり湿度が高かったです。丁度雨季だったようで、滞在中は本場のスコールも体験しましたが、日本のゲリラ豪雨よりも雨粒が大きいように感じました。街中では、スペースがあれば所構わず露店が開かれ、野菜や果物、魚、大量のスナック菓子が売られていて、とても賑やかでした。

スペースさえあればどこにでも露店が…

  そんな街の景色を楽しみながらバスで移動していましたが、その交通事情には驚かされました。片側一車線道路でも、カーブでも、対向車が来ていてもおかまいなしにクラクションで合図をしてどんどん追い越していきます。交差点に信号は無く、バスやトラック、乗用車や3輪タクシーが我先にと割り込み、クラクションが鳴りっぱなしで全く動かなくなります。交通事情は非常に激しいですが、そんな状況の中でも皆イライラした雰囲気はなく、スリランカののどかな国民性を感じられました。

 本題の研修では、鉄道見学をはじめ、世界遺産に登録されているお寺や、シーギリヤロックと呼ばれる巨大な岩に登っての遺跡見学、紅茶畑と工場の見学など、盛り沢山でした。私は普段鉄道レールの営業を担当しておりますので、今回の研修旅行での鉄道移動は大変興味深くありました。
スリランカの鉄道レールの敷き方は正直に言ってしまうと、とても雑です。枕木とレールを留める釘が浮いていたり、抜けていたりと日本では考えられないことばかりで、驚きの連続でした。鉄道の乗り心地は激しい走行音に加え、横揺れ、縦揺れ、軋みの連続でお尻が痛くなりました。1時間の遅延でも特にアナウンスなどはなく、ダイヤ乱れも日常的に起きている様子でした。改めて日本の鉄道技術の高さ、特に保線技術の高さに感心するとともに、高レベルな日本の鉄道事業に関われていることをとても誇らしく思いました。そして、スリランカをはじめとした世界各国に、このトップレベルの技術を輸出していくお手伝いをなんとかできないかという野望も抱くようになりました。

線路

 

シギリヤロック

 実体験はもちろんの事、この研修を通して得た人脈もかけがえのないものとなりました。もともと海外旅行経験も少ない私にとっては、見聞が広がり、今後の人生に大きな影響を与えてくれる研修旅行だったように思います。北海道よりふた回り程小さな島は、とてものどかな空気が漂っていてまた機会があったら行きたい国です。輝く島、お勧めします。

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