南の国から(沖縄営業所)

2016年10月31日

 鉄鋼商社の芝本産業で働いて早8年。今では鉄に関する知識はもちろん、鉄が使われている建物などの知識も身に付け日々の営業に役立てています。私がいる沖縄営業所では主に鉄鋼製品や建築資材などを中心に取り扱いを行っています。そこで今回は営業で得た知識をもとに、鉄から少し離れて沖縄ならではの住宅の特徴について紹介したいと思います。

 まずはじめに構造についてです。昔は木造平屋の赤瓦造りという伝統的な古民家がありましたが、現在の主流は鉄筋コンクリート造り(RC造)です。時代の変化と共に以前よりもRC造が増えていますが、特に亜熱帯気候の沖縄では夏から秋にかけて台風が多く襲来するため、雨風に強い構造が役立っています。
 

沖縄の伝統的な家屋

 

 次に建物の屋上によく見受られるのが貯水タンクです。沖縄で水不足というイメージはあまりないと思いますが、以前は水不足で給水制限が行われることも多々ありました。サンゴ礁の台地であるその土壌は保水力が低く、降った雨を効率よく蓄えることが難しく、その上勾配が急で距離の短い川しかないため、雨はすぐに海へ流れてしまいます。現在はダム開発が進み、大きな給水制限はなくなりましたが、水不足になりやすい環境であることは変わりません。そのために各家庭の屋上には貯水タンクがあり災害に備えています。

沖縄市街地

 

屋上の貯水タンク

  最後の特徴として駐車場がとても広いということです。電車が無く公共交通機関の発達に乏しい車社会の沖縄では、一家に2~3台所有している家が多くあります。多くの人が通勤・通学で車を使用するため朝夕の渋滞は見慣れた光景となっています。

 このように住宅は各地域の気候や生活環境によって適した造りとなっています。視点を変えてみると、その町ごとの特徴が見えてまた違った世界を楽しめる気がします。今回は沖縄の住宅の特徴についてでしたが、皆さんの町にもきっと特徴があるはずです。何気ない日常の風景に目を向けてみるのもいいかもしれません。

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