社員ブログ

日本食文化を伝える!(食品グループ)

 

入社して1年が経ちました。私の所属する食品グループでは、水産物をメインとし、国内、海外で商売を行っております。その中でも私が担当している、海老・マグロの商売にまつわるお話をしたいと思います。

海老・マグロ共にアメリカのある会社に販売しています。この会社はアメリカの日本食レストランなどに商品を卸されているそうです。当社が取り扱っている海老・マグロにはさまざまな品種・形状のものがあります。

当社が取り扱っているエビフライ

その中に”エビフライ”があるのですが、この会社の社長さんは、「エビフライが日増しにコロモフライに変化して巷で溢れているようだが、弊社ではあくまでエビフライが必要だ」とおっしゃっています。コロモばかりで海老が小さいものはエビフライではなく、コロモフライだ!ということなのですが・・・海外でコロモフライならぬエビフライは、どのくらいのお店で食べることができるのでしょうか?アメリカ人が偶然入ったお店で、販売先の社長さんがこだわった”エビフライ”を食べることができ、それが私の担当した商品だったら、とても嬉しいことです。
エビフライだけではありません。マグロや海老が寿司となり、アメリカの回転寿司で回っているかもしれません。日本から遠く離れたアメリカで、言葉も文化も違う人たちが、私の担当したマグロと海老を食べて、おいしいと言っているのです(この商売を成約した上司は試食しており、おいしいと言っていました)!!!!!!大げさかもしれませんが、この商売に携わることができたために、海外で日本食の素晴しさを伝えることに、僅かながら貢献できたと思えてくるのです。
もしアメリカ人が初めて食べたエビフライがコロモフライだったら、”エビフライ”の認識を間違ったものにし兼ねません。価格等の問題もありますが、せっかく食べてもらうなら、エビフライはコロモフライではなく、正統派のエビフライであってほしいですよね。エビフライというものは、こういうものだと。私たちのアメリカのお客さんも、こういう思いがあるのではないでしょうか。いつか、アメリカで自分の担当した商売の海老とマグロを食べてみたいです。

輸出している寿司エビ

アメリカの寿司バーに卸されているマグロ